極真会館 神奈川川崎南支部試合に出る全員へ

試合の心得

礼で始まり、礼で終わる。

入り方、礼、ルール、そして勝ち方。試合の前に知っておくことを、このページひとつにまとめました。

約束
まずはこれだけ

試合の三つの約束

01

コートに入る前に
十字を切る

頭を下げて十字を切ってから入る。これをしないと反則になります。

02

礼はすべて
頭を下げて十字を切る

正面への礼も、お互いの礼も、頭を下げて十字を切り「押忍」。頭を下げない礼は注意1。

03

主審しゅしんのコールで
動く

自分の判断で動かない。主審の声を聞いてから、ひとつずつ動きます。

防具を着けて組手をする道場生
組手稽古
上段を狙って蹴る道場生
上段を狙う

稽古でやったことを、
そのまま試合で出す。

入場
名前を呼ばれてから「始め」まで

入場と礼の流れ

ボタンを押すと、主審のコールが本番と同じ順番で流れます。一緒に動いてみましょう。

7つの動きを順番に流します
  1. 01

    名前を呼ばれる

    自分の名前が呼ばれたら、コートの入口へ進みます。

  2. 02

    頭を下げて十字を切るしないと反則

    コートに入るときに、頭を下げて十字を切ります。これをしないと反則になります。

  3. 03

    主審のコールを待つ

    ここから先は、すべて主審のコールで動きます。自分から先に動きません。

  4. 04

    正面に礼

    「正面に、礼」→ 頭を下げて十字を切り「押忍」
  5. 05

    お互いに礼

    「お互いに、礼」→ 頭を下げて十字を切り「押忍」
  6. 06

    構える

    「構えて」→ 構える
  7. 07

    試合開始

    「始め」→ 全力で攻める

これが「不十分な礼」

音あり・約20秒

全日本大会のルール説明映像から。こういう礼をすると注意1。頭をしっかり下げて、十字を切りましょう。

!
礼のときは、毎回しっかり頭を下げて十字を切る。
頭を下げない礼は「不十分な礼」として注意1が加算されます。試合が始まる前から、勝負は始まっています。
減点
反則が重なるとどうなる?

注意と減点げんてんの4段階

反則は1回ごとに積み重なります。ボタンを押して、反則が増えるとどうなるか確かめてみましょう。

  1. 1回目

    注意1

    最初の反則。ここで気持ちを立て直す。

    注意
  2. 2回目

    注意2

    次の反則で点を取られる。ギリギリの状態。

    注意
  3. 3回目

    減点1

    相手の技有りと同じくらいの重さ。逆転がとても難しくなる。

    減点
  4. 4回目

    減点2 = 失格しっかく

    その場で負け。試合はそこで終わり。

    失格
礼も反則のうちに入ります。
頭を下げずに十字を切るだけ、「押忍」と言うだけの礼は、不十分な礼として注意1。礼は、いちばん簡単に守れる「勝つための技術」です。
勝敗
審判はここを見ている

勝ち負けの決まり方

試合時間
1分30秒
あっという間。最初から攻める
勝ち方
一本・技有り
決まらなければ判定
防具
サポーター
必ず着ける
1

ダメージ・技有り

相手に効かせたか。技有りを取ったか。これがいちばん強い。

2

有効打・防御

きれいに当たった数と質。しっかり守れたか。

3

積極性・態度

前に出る姿勢と礼儀正しさ。最後の印象も大切。

一本

相手が3秒以上ダウンする、または戦う気持ちをなくしたとき。技有り2つで「合わせ一本」。

技有り

一時的なダウン(3秒以内に回復)。少年部は上段蹴りがきれいに当たれば、倒れなくても技有りになりやすい。

※試合時間や細かいルールは大会ごとに違うことがあります。出場する大会の要項を必ず確認してください。※減点1と技有りは相殺されます。

必勝
稽古の成果を出し切る

勝つための五か条

1

効かせる一撃を打ち込む

当てるだけの攻撃では勝てない。お腹(中段)や太もも(下段)へ、体重を乗せた重い技を。相手が下がったらチャンス。

2

押さずに横へ動く

相手の正面に立ち続けない。足を止めずに横(死角)へ回り込めば、自分だけが攻撃できる位置が作れる。

少年部は押すと反則
3

多彩な足技で顔を狙う

内回し・外回し・掛け蹴り・上段回し蹴り。左右・高低を混ぜてガードをすり抜け、技有りを奪いにいく。

4

ラスト30秒は全部出し切る

互角のとき、最後の印象が判定を決める。残りの力を全部使って、手数で押し切る。

5

「止め」まで気を抜かない

技が決まった直後や離れぎわが一番あぶない。当たったらすぐ構え直して気合い(残心)。最後の一秒まで攻め続ける。

反則
ここを間違えると反則

やってはいけないこと

押

押すのは全部だめ

片手でも両手でも、相手を押すのはすべて反則。

肘

肘打ちはだめ

顔はもちろん、体への肘打ちも禁止。

払

足掛け・足払いはだめ

足を引っかけてバランスを崩すのは禁止。

触

倒れた相手に触れない

決めの突きは当てずに止めて、気合い(残心)。触れると反則になることがある。

床

床に手をついて蹴らない

倒れた状態からの攻撃も禁止。

礼

礼が不十分

頭を下げない礼は注意1。十字を切らずに入るのも反則。

ルール説明映像(全編)

音あり・約7分

4つに分けています。1つ終わると、次へ自動で進みます。

退場
勝っても負けても、最後まで礼

試合が終わってから

「止め」で終わりではありません。コートを出るまでが試合です。

「止め」

すぐに技を止め、開始線に戻る。

判定・勝ち名乗り

主審のコールを待ち、結果を受け止める。

正面に礼・お互いに礼

入場と同じく、頭を下げて十字を切り「押忍」。

十字を切って退場

コートを出るときも、頭を下げて十字を切る。

約束
まずはこれだけ

型の三つの約束

01

型の名前を
はっきり言う

名前を言わずに始めると最低点(5.0点)。正しい名前を言わないと0.5点の減点。

02

礼は頭を下げて
十字を切る

不十分な礼は0.1点の減点。最初の礼から採点は始まっています。

03

何があっても
最後までやり切る

止まって続けられないと失格。止まって再開しても最低点。迷っても動き続ける。

全員で揃える基本稽古
正拳突きをする道場生
正拳突き

一つひとつの技に、
相手を見る。

入場
名前を呼ばれてから演武まで

入場と礼の流れ

ボタンを押すと、入場から演武の終わりまでが順番に流れます。

6つの動きを順番に流します
  1. 01

    名前を呼ばれる

    自分の名前が呼ばれたら、コートの入口へ進みます。

  2. 02

    頭を下げて十字を切る

    コートに入るときに、頭を下げて十字を切ります。

  3. 03

    礼

    頭をしっかり下げて十字を切り「押忍」。不十分な礼は0.1点の減点です。

  4. 04

    型の名前を大きな声で言う言わないと最低点

    申告した型と違う型をやっても最低点。名前を間違えると0.5点の減点。

  5. 05

    演武

    速さ、力強さ、緩急、気合い。目の前に相手がいるつもりで、一つひとつの技を極める。

  6. 06

    終わりの礼・退場

    最後まで気を抜かずに、頭を下げて十字を切り「押忍」。採点が出るまで、姿勢も見られています。

採点
点数はこうして決まる

採点のしくみ

スタート
8.0
全員ここから
最高点
10.0
減点ゼロ+加点
最低点
5.0
大きなミスのとき
審判
5名
減点法で採点
1

まず減点を数える

8.0点から、ミスの分だけ引いていく。

2

減点ゼロなら加点

減点がひとつも無かった人だけ、加点がもらえる。

3

真ん中3人の合計

5人のうち、いちばん高い点と低い点を除いた3人の合計で競う。

※大会によっては、赤・白の旗による多数決(旗判定)で行う場合もあります。

計算
ミスと加点で点数がどう変わる?

点数を計算してみよう

左のミスを押すと点数が下がります。ミスがひとつも無いときだけ、加点を動かせます。

ミス(減点)

加点(減点ゼロのときだけ)

ひとりの審判の点数
8.0
ミスなし。加点を動かしてみよう。
    真ん中3人の合計(例)24.0

    ※5人の点数は、審判ごとの見え方の違いを想定した例です。いちばん高い点と低い点(斜線)を除いて合計します。

    減点
    これをやると点が引かれる

    失格と減点の一覧

    失格その場で終わり
    • 途中で動作が止まり、続けられなくなった
    • 帯が解けて落ちた、ズボンが落ちた
    5.0最低点
    • 申告と違う型をやった/名前を言わずに始めた
    • 動作が抜けた/余分な技を入れた
    • 途中で止まり、再開した (一瞬のためらいは −0.1)
    −0.5大きな減点
    • 明らかな技の間違い
    • 転倒・場外
    • 正しい型の名前を言わない
    • 緩急・強弱・息(気合)が無い
    −0.1小さな減点
    • 不正確な動作
    • 着衣の乱れ
    • 不十分な礼

    ※服装・試合場は組手と同じ規定。装飾品は着けられません。髪留めは暗い色のゴムのみです。

    加点
    減点ゼロの人だけがもらえる

    加点の5項目

    スピード

    +0.1〜0.4

    力強さ・極め

    +0.1〜0.4

    緩急・リズム

    +0.1〜0.4

    気合・気迫

    +0.1〜0.4

    表現力

    +0.1〜0.4
    表現力とは 相手がいることを想定し、技の意味をわかって動いているか。ただ順番どおりに動くだけでは、武道の型になりません。
    大会の進み方

    予選から決勝へ

    予選

    上位6名を選ぶ

    同じ点数の人がいれば、6名より多く選ばれることもある。

    ▶
    決勝

    上位3名を決める

    予選の順位が低い人から順番に演武する。

    同じ点数のときの決め方

    1合計点
    2最低点が高い方
    3最高点が高い方
    4予選の順位
    必勝
    採点基準から逆算する

    型で勝つための五か条

    1

    ミスをゼロにする

    減点がひとつでもあると、加点はもらえない。まずは「減点ゼロ」が高得点への入口。

    2

    型の名前を堂々と言う

    名前を言わないと最低点。大きな声ではっきり言えば、気迫も伝わる。

    3

    一つひとつの技を極める

    速さと力強さ。突きも受けも、止めるところでピタッと止める。

    4

    緩急と気合いをつける

    速いところと、ゆっくりのところ。息と気合いが無いと0.5点の減点になる。

    5

    目の前に相手を見る

    技の意味をわかって動くことが表現力。相手を想定して、本気で戦うように演武する。

    稽古は、
    裏切らない。

    礼を尽くし、相手を敬い、最後の一秒まで出し切ろう。

    押すと、正拳突きと気合いが入ります